ざっと振り返り
ざっと振り返ります。
が、長文になる前にまずは冒頭で一言あるとすると、
2022/2/1(火)~2022/2/4(金)は、私は会社を休み我が子に付き添った。
(2年ほど前から休暇を取ると宣言済)
平日、我が子に付き添い、早朝移動し電車に乗り中学校へ向かい、
待機し、午後次の受験校に向かい、夜には結果を受け止めるという時間の
過ごし方は私は初めてだった。
そして、結果的に志望校の一つが「合格」という結果となった。
この4日間、無事にこのように過ごせたことに関して、
すべてに感謝し、そして、我が子に感謝したい。
以下、振り返り。
■振り返り
ブログは2020年7月に始めた。
(引用はじめ)
小学3年の2月から4教科を対象として塾に通うと言われている「一般的な」受験生とは違い、親の金銭的事情で小学3年3月から通信教育、同年7月より算数一教科に限定した塾通いを基にした中学受験挑戦の過程です。
(引用おわり)
厳密には、小学3年3月(4月から4年生になる年)から
Z会の通信教育を受講開始した。
当初は通信教育のみで中学受験を乗り切る予定だった。
ところが、添削問題をこなしても、とにかく算数の点数が悪い。
0点だった時もあったはず。
小学3年2月(4月から4年生になる年)から
中学受験向けに塾通いを始めた子供たちと比べると、遅れと
勉強の環境として不利であることを痛感したし、
通信教育で地力で戦えるようにするには限界を感じた。
中学受験を経験したことが無く、情報収集はしても塾通いを敬遠した
親である私が甘すぎたと振り返っている。
なんなら、家計が苦しいならそもそも私立中学へ通わせるという発想が
間違っているということなのかもしれないが。
いずれにせよ、我が子よ、本当に苦しませたね。本当に申し訳なかった。
さて、算数のテコ入れの意味を込め、しかし、家計は苦しいので、
算数一教科に絞った塾通いをすることにしたのは、小学4年の
2019年7月~9月頃だった。
今思っても、やはり(繰り返すが)子供には申し訳ないことをしたと思う。
Z会の教材は評判が良く、おそらく我が子の国語の成績が安定して偏差値
50強~60弱を日能研の全国模試で叩き出せたのもZ会教材のお陰だと
推察する。
しかし、一方で、大人の私が読んでも決して初心者向けには書かれていない
と思われる算数の問題の解説を読んで思ったのは、我が子には難しいという
ことだった。
算数のみ塾で教わっても急激に成績が上がることはなく、
日能研模試でだいたい20台~30台の偏差値だった。
算数の偏差値が低空飛行のままで迎えた2021年3月号のZ会より、
算数を除外し、代わりに進研ゼミの中学受験講座の教材を取り始めた。
Z会の算数は、我が子のレベルには合わないと考えた。
一方で、進研ゼミの解説は分かりやすいというネットの評判にすがった形だ。
Z会は国語、理科、社会、
進研ゼミは教科別受講はできず4教科全て受講するが、
我が子には進研ゼミは算数のみ実施するよう話した。
勇気いる決断だった。それに分かっている、非常に無駄な受講の仕方だと。
しかし決断せねば「このまま」だと思った。
これもまた、今振り返れば、最初から4教科前提で塾へ通わせていれば、
右往左往もせず、塾の方がコストはかかるが、「無駄」にはならないはずだった。
いずれにせよ、そのような形で、2021年春・6年次を迎えた。
それでも算数の日能研模試では偏差値低空飛行のままで、
私はもちろん悩んだが、我が子も結果を見るたびに落ち込んでいた。
しかし、やはりそれは我が子の能力の問題ではなく親が与えてきた
環境の問題だった。このブログで文字を打っている今も気分が悪い。
誤った決断だったと感じているからだ。経済的に親が負担小でも、
子供は反比例して負担は大きかったということだ。
コツコツ机に向かい、健気に通信教育に専念したにもかかわらず、
きっと、専念すれば成績が上がるものだと信じて疑わなかった
ピュアな我が子にはつらい思いをさせたのだと思う。
さて、そうこうしているうちに、算数ばかりに気を取られていたが、
理科も算数ほどの偏差値であることが大きな懸念事項になっていった。
当初は、理科社会は暗記で何とかなると思っていたが、そんな甘くはなかった。
算数はもちろん、理科の成績が悪いという状態が、
2021年秋~冬にかけて大きな懸念事項になっていく。
しかし、やることは無数にある訳ではない。
出来なかったことを出来るようにする、
分からなかったことを分かるようにする、
ただそれだけだ。
が、やはり、4教科の塾に通わない、しかも「子ども」である我が子に
それほどの自立した動きを期待する私が馬鹿だったと思う。
通信教材も、隅から隅まで読み込んで、全て理解できれば
何も問題ないが、少なくともそれ程の能力・レベルを我が子に求めた
私が誤っていたと思う。
そして、2022年1月、「練習」としていた、
長野・佐久長聖と、千葉の中学は、どちらも通いは現実的ではないが、
合格は出来る見込みで受験したはずが、
結果、まったく振るわなかった。我が子じゃない、親である私の見通しが
甘すぎたということでしかない。
数々の全国模試での悪い成績、上記1月受験の2つの不合格のたびに、
我が子はポロポロ涙を流した、流させた。
模試の結果を、ある時は、仕事で帰宅できず電話で我が子と意見交換する
時も何度かあったが、我が子は多くの場合泣きながら「何をしていいのか
分からない。」と言わせてしまっていた。
分からなかったことを分かるようにする、
出来なかったことを出来るようにする、
それに尽きるとは我が子にそのたびに言ってきたが、
親は口で言うだけで、しかしそれを実践するとなると、
簡単に出来るものでないということの現実を私はどれほど
真正面から受け止めていたか。
1月千葉受験の不合格は、23日(日)早朝に判明し、またも我が子は涙したが、
すぐに抱きしめ励まし、直後、やるべきことを私が紙に書き出した。
算数で出来る事・分かる事は何で、そうでない事(速度、場合の数等)は何で、
理科も同様。その出来ない所、分からない所を、過去問をベースに、
本番当日までテーマもって出来るようにしよう、分かるようにしようと示した。
そして、素直に我が子は取り組み始めた。
1/24(月)より我が子は学校を休み始め、受験勉強に専念した。
本当によく頑張ったと思う。
なお、2/1(火)AM受験予定である第一志望の学校の過去問を解き続けたが、
教科別でみると国語は安定して合格者平均点を越えていたが、
算数、理科はもちろん、社会も振るわないでいた。
これはもう、ただ勉強するしかないという状況だった。
そして、迎えた2/1(火)は既述の通りだ。
ちなみに、2/1(火)の結果に関して、想定は
国語は8割越、社会は8割弱、算数4~5割、理科1~2割
だったが、蓋を開けてみると、
国語6.6割程、社会7.1割程、算数5.4割程、そして、理科は6.9割程の得点であり、
4教科全体で6.4割程の得点となった模様だ。
例年の合格者得点率が5割~6割に対し、なんとそれを上回る得点ができた
というのだ。
これはただただ我が子の努力の賜物であり、
支えて頂いたすべての皆さま方のお陰である。
本当にありがとうございました。
我が子よ、本当に頑張った。
なお、合格した学校は中学時は偏差値40台だが、
高校となると60台後半という学校らしく(そんなことってあるのか?本当か)、
ほぼ毎年東大合格実績もあるらしく、学校の勉強という環境(ハード、ソフト)に
おいては申し分ないモノだと思う。
あとは我が子の努力次第で、いかようにでもなるということだろう。
我が子よ、本当にお疲れさまでした。
良い受験勉強環境を与えられず本当に申し訳なかった。
そのような逆境の中、本当にがんばったね。合格してくれてありがとうね。
繰り返しになりますが、支えて頂いた皆様に心から感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。
けなもみ